扁桃炎(扁桃腺炎)による激痛に唯一効果があった対処法

子供たちの看病や自分自身の扁桃炎、それにより遅れていた仕事や諸々のことのキャッチアップでバタバタしており、気が付けば1か月以上もブログの更新をしていなかった。扁桃炎がやたらと苦しかったのだが、ただ苦しかっただけで終わらせるのも癪なので、今回はその時のことを書く。
「扁桃炎とは~」といった医学的な説明はいろんなサイトに載っているし、自分でそれ以上の説明ができるほどの知見もない(無責任なことは書けない)ため、あくまで個人的な体験、感想主体。




顛末

先月、長男次男が立て続けに40℃以上の熱を出し、都合2週間ほど保育園を休ませていた。
妻と交互に有給休暇を取り看病していたのだが、熱が高いだけで食欲もあり、見た目にはとても元気。外に遊びに行きたいと駄々をこねることもあったが、可能な限り安静にさせていた。

そして子供たちが保育園に登園できるようになったころ、今度は私が39℃の発熱。
「多分子供と同じ風邪だし、安静にしていればすぐ直るだろう」と高をくくっていたのだが、全くそんなことはなかった。安静にしていたというか、起き上がるのも辛く、常に横になっていたという方が正しい。当然会社は休んだ。

翌日、熱は40℃を超え、とにかく喉が痛い。扁桃は真っ白。赤い部分がほぼ見えない。固形物はもちろん、水や唾を飲み込むだけでも激痛が走る。
声を出すのも辛い。なるべく声を出さないようにしていたのだが、話しかけられると無意識に喉が動いてしまい、思わず顔をしかめるくらいの痛みに襲われる。
そのため妻にはなるべく話しかけないようにお願いしていたのだが、子供らはおかまいなしに話しかけてくるので、痛くてしょうがない。普段、よほどタイミングが悪くない限り、話しかけられて嫌だと思うことはないのだが、この時ばかりは本気で子供らを憎んでしまった。

また、姿勢を変えたりドキッとしたりして血の流れが変わっても痛いのだが、子供らはそんなことお構いなしにいつもの調子で飛びかかってくる…

この日も会社を休んだ。

なお、病院に行ったが抗生剤を飲んで数日様子見に。強力な痛み止めでも出してくれるだろうと思っていたのでがっかりした。勝手に期待していたのが悪いのだが。

3、4日目も症状は変わらず、ひたすら痛みに耐える。喉の痛みに効果的とされるはちみつヨーグルトやうがい薬、龍角散などを試したが焼け石に水。喉に触れて痛いだけ。頭痛の時にお世話になっているバファリンもこの時ばかりはあまり役に立たず(月に1,2回服用しているため、効きにくくなっているのかも)。バファリンは1日3回、服用間隔6時間なのだが、飲んで2時間程経ってからようやく痛みが和らぎ、4時間経つ頃には激痛に戻る有様。次に服用できるようになるまで、耐え続けるしかなかった。

5日目、熱が39℃台になったものの、未だ痛みは変わらず、再度病院へ。血液検査をしたところ、CRP定性という数値が+5だった。これは感染症や炎症の重症度を表すもので、健康な人はマイナス。最大値が+6。6は間違いなく重症。5は重症と言われる場合もあるレベルらしい。「回復の兆しが見えなければ、紹介状を持って大病院に行ってもらう」と言われていたが、この時すでに熱が下がり始めていたので、そのまま薬を飲んで経過観察になった。
正直なところ「また様子見かよ」と思ったし、何なら熱が下がらず大病院送りの方が良かったとさえ思った。診察終了間際に痛みが改善しないことを訴えると、「ルゴール」という薬を喉に塗られた。老齢の先生曰く「若い人は知らないかもしれないけど、ある程度歳いってる人には有名な薬」らしい。実際私も妻も知らなかった。無知なだけかもしれないけれど。

また家でも塗るようにと、ルゴールと長い綿棒を出された。

6日目、ルゴールが効いたのか夕方から痛みが少しおさまってきた。扁桃の白い部分も少し減った。

7日目、ようやく軽めの食事が取れるくらいに回復した。

その後は順調に回復し、後日行った2回目の血液検査ではCRP定性はマイナスになった。

6日目から痛みが改善したのは本当にルゴールのおかげなのか、あるいはたまたま治るタイミングだったのかわからない。しかし、再度扁桃炎になったら、最初からルゴールに頼ろうと思う。