Windows 10にFall Creators Update(バージョン1709)を適用させようとした際、Infineon TPM Professional Packageが原因でうまくいかなかった。
インストールしていないのにアンインストールを求められてお手上げ状態だったのだが、 最終的にはInfineon TPM Professional Packageのインストーラーを保存しているフォルダごと完全に削除することにより解決。
April 2018 Update (バージョン1803)でも同様の問題が発生するが、下記手順で対応可能。
October 2018 Update (バージョン1809)でも同様の問題が発生するが、下記手順で対応可能。
今回はInfineon TPM Professional Packageインストーラーの保存フォルダを完全に削除するのではなく、フォルダごとゴミ箱に放り込むだけで更新できた。
もちろん更新後もごみ箱に残っている。
1709/1803でインストーラーだけゴミ箱に移動してもダメだったが、フォルダごと移動ならOKかもしれない(未確認)
更新失敗~インストーラー削除
①アップデート開始
②数分後、問題が見つかり修正を促されたため、「問題の修正」をクリック。
③更新の準備をしています
④Infineon TPM Professional Package が原因(アップグレードと互換性がない)。
アンインストールが必要なため、「アンインストールして続行」をクリック。
⑤「これらのアプリをアンインストールできませんでした」と表示され、
自分で削除するよう求められる。
⑥コントロールパネル > プログラムのアンインストール
からアンインストールしようとしたものの、プログラム一覧に表示されない(そもそもインストールされていない)ため、アンインストールできない。
⑦念のためスタートメニューを確認するが、やはりInfineon TPM Professional Packageは存在しない。
⑧ドライバを保管しているフォルダの中で、名前に「TPM」と入っているフォルダを発見。
⑨そのフォルダの中でインストーラー(Infineon TPM Professional Package.msi)を発見したため削除(ゴミ箱へ移動)してみる。
※2018/03/13追記
検索方法がわからない場合は、下記ページをご参照ください。
Infineon TPM Professional Packageインストーラーの探し方
※2018/04/15追記
探し方のページに、隠しファイルの表示方法を追加しました。
インストーラー完全削除~更新成功
⑩再びアップグレードを試みるも、状況は変わらず。
⑪ 今度はインストーラーを削除(ゴミ箱へ移動)するのではなく、インストーラーを保存しているフォルダごと完全に削除(フォルダを選択しShift+Del)。
⑫「情報の更新」をクリック。
⑬アンインストールを促す画面は表示されなくなり、「あともう少しです」と表示される。
⑭Windows Updateのプログレスバーが進むようになる。
⑮プログレスバーが100%になった後、再起動する。
⑯再起動後、
スタートメニュー > 設定 > システム > バージョン情報
にて、念のためバージョン1709になっていることを確認。
以上
コメント
Win7からのアップグレードで同症状に悩まされて此処に流れ着きました。
私のPCは自作機なのですが、ボードメーカーのASUSの、ASUS_updateのインストールファイルで使われていました。
いつのverかはちょっと確認してませんが取り急ぎ。
sunさん
情報のご提供ありがとうございます。
もし「ASUS_updateのインストールファイル」の正確なファイル名やバージョンが分かるようでしたら、お手数ですがご教示いただきたく。よろしくお願いいたします。
USBメモリに隔離した該当ファイルセットを確認したのですが…
ASUS_updateのverはちょっとよくわかりませんでした。
readmeにはTPMのverしかなく(Infineon TPM Professional Package V3.6)、インストーラも互換の問題で起動エラーなので、こちらからも確認できませんでした。
フォルダの更新日時が2014年とあるので、古いものだとは分かるのですが…
(※フォルダ自体、HDD交換等で日時が変わっているかもしれません。もっと古いのかも。)
ただ、発見場所がシステムドライブ(C:)では無く、データ保存ドライブなので、古いインストールファイルセットを保管していただけで、実際の現用システムにはインストールされていないものだと考えます。
正直、インストールされてないならwindowsインストーラも無視して欲しい所です。
sunさん
お忙しい中ご回答いただき、誠にありがとうございます。
インストーラ(恐らく以前使用していたシステム用)がシステムドライブではなく、データドライブに保存されていただけでもNGだったんですね。
面倒ですが大型アップデートを適用する際は、インストーラを削除したり、(インストーラの保存場所がシステムドライブでなければ)ドライブを取り外したり、
とにかくWindows上でインストーラが見えないようにしなければならないですね。当該ソフトのバージョン新旧やそのシステム用か否かは一切関係なく。
(さすがにネットワークドライブ上だったら見えても大丈夫かな…)
試していませんが保存場所のデータドライブを、ディスクの管理からオフラインにするだけで良いかもしれません。
>正直、インストールされてないならwindowsインストーラも無視して欲しい所です。
私も全く同じ感想です。私がこの現象を最初に確認したのはFall Creators Update(バージョン1709)の時でした。
それから約二年間、すべての大型アップデートで同じ状況になります。
もしかしたら技術的な問題やのっぴきならぬ理由があるのかもしれませんが、そろそろどうにかしてほしいものです。