先月末、Windows 10 Proのライセンス認証をしようとしたが認証されず、自分やMSサポート担当(リモート)がいろいろと試してみても解決せず。結局プロダクトキーの新規発行となった。
顛末
根本原因は分からず終いだったのだが、当該PCのOSインストール、ライセンス認証履歴が複雑なのがまずかったと思われる。
流れとしては、
Windows 7 Home Premium(OEM)
↓
Windows 10 無償アップグレード開始
↓
Windows 10 home(無償アップグレード)
↓
Windows 8.1 Pro(DSP)
↓
Windows 10 Pro(無償アップグレード)
↓
無償アップグレード終了
↓
マザーボード修理
↓
Windows 10 Home(7 Home Premiumのキー使用)
↓
Windows 10 Pro(8.1Proのキー使用)
で、最後の10 Proのライセンス認証ができなかった。
ライセンス認証のトラブルシューティングツールを使用しても
「このデバイスではWindows 10 Proを実行していますが、Windows 10 Homeのデジタルライセンスが見つかりました。
このデジタルライセンスを使用してライセンス認証を行うには、Windows 10 Homeをインストールする必要があります」
と表示され認証不可。
Windows 10 ProのジェネリックキーVK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66Tを入れてみてもダメ。
これ以上自分ではどうしようもないため、MSのサポート(0120-54-2244)に連絡。
早速上記経緯を説明したところ、「技術部門じゃないと対応できないので、そちらに電話を回します」と言われ、技術の方(以下MS)に対応していただけることとなった。
始めにOSのインストール履歴や使用したライセンスの種類(OEM、DSP)、表示されているエラーコード、今まで試したことなどを事細かく質問された。
電話認証を試していなかったので、それをやってみようという話になり、MSの指示に従い「ファイル名を指定して実行」で「slui 4」を実行すると、電話認証の画面へと進めた。
※電話認証を試していなかった と書いたが、Windows 10 でも電話認証という選択肢があるのを知らなかった。
しかし結局これでもライセンス認証できなかった。
今度はMSがリモートアシスタンスでこちらの端末を操作するとのことで、「msdt」を実行し、MSの指示に従いリモートアシスタンス用コードを入力。
MSがこちらの端末で何をするのか見ていたが、
PC環境の確認
エラーコードの確認
プロダクトキーの削除(slmgr /upk)
8.1 Proのプロダクトキー入力(slmgr /ipk XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX)
ライセンス認証実行(slmgr /ato)
プロダクトキーの削除(slmgr /upk)
ジェネリックキーの入力(slmgr /ipk VK7JG-NPHTM-C97JM-9MPGT-3V66T)
ライセンス認証実行(slmgr /ato)
と、基本的には今までやったのと同じことをやっていた。違いはコマンドプロンプトを使っていたことくらい。
その後、MSが電話を保留して社内で調べもの(?)をしたり、再度作業したりを繰り返していたが、一時間ほど経ったころ「別のプロダクトキーを使う以外に解決方法はない」と言われた。
これを聞いた瞬間「一時間もかけたのに結局解決せず、新しく10 Proを買わなきゃならんのか」とがっかりした。
が、続けてMSが「8.1のキーをベースに新しいプロダクトキーを発行しますのでもう少々お時間をください」と言ってくれたので、非常に助かった。感謝しかない。
10分後、新しいプロダクトキーでライセンス認証を試したところ、当たり前だがあっさりと認証された。
MSのサポートに電話する前は、「新しく10 Proを購入してください」とバッサリ切られるかと思っていたので、プロダクトキーの新規発行までしてくれたことにはたいそう驚いた。
今回の件の対処法になるのか分からないが、今後はライセンスをマイクロソフトアカウントと紐づけておく。